来年の社員旅行で、ハワイに行くことになりました。
会社の売り上げがよかったらしく、
例年は国内なのですが、奮発して海外になったのです!
わーいと喜んだはいいものの、
そういえばパスポートの有効期限は大丈夫かなと気になっていました。
学生時代に5年のパスポートを取ったっきり、
引き出しの奥で眠っていました(笑)
取り出してみると有効期限はぎりぎり・・・
だったのですが、
実はぎりぎりの有効期限ではダメなんです!
パスポートには残存期間という考え方があって、
これを意識しておかないと大変なことになりますので、
ここで解説します( ̄^ ̄)ゞ
もくじ
パスポートの残存期間とは?
海外に行く場合、入国時や出国時にパスポートの有効期限が
一定期間残っておかないと入国を断れてしまいます。
例えば、韓国に旅行する場合、
入国時に3ヶ月以上の残存期間がないと入国できません。
必要な残存期間は国ごとに違い、
カウントを起算する日も、
入国時からカウントする国もあれば
出国時からカウントする国もあります。
よく、自分の滞在期間が有効期限内であればいいと
勘違いされやすいのですが、
それ以上に残存期間がないとダメなんです(°_°)
では、国ごとに必要な残存期間をチェックしてみましょう。
パスポートの国ごとに必要な有効期限
◆アジア・中国
インド | 【東京】査証申請時6ヶ月以上【大阪】入国時6ヶ月以上 |
インドネシア | 入国時6ヶ月以上 |
韓国 | 入国時3ヶ月以上 |
カンボジア | 入国時6ヶ月以上 |
シンガポール | 入国時6ヶ月以上 |
タイ | 入国時6ヶ月以上 |
台湾 | 入国時3ヶ月以上 |
中国 | 入国時6ヶ月以上が望ましい |
マレーシア | 入国時6ヶ月以上 |
◆中近東・中央アジア
アラブ首長国連邦 | 入国時6ヶ月以上 |
トルコ | 入国時150日以上 |
ヨルダン | 入国時6ヶ月以上 |
ウズベキスタン | 出国時3ヶ月以上 |
トルクメニスタン | 入国時6ヶ月以上 |
◆アフリカ
ケニア | 入国時6ヶ月以上 |
タンザニア | 査証発行日より6ヶ月以上 |
ナミビア | 入国時6ヶ月以上 |
ボツワナ共和国 | 入国時6ヶ月以上 |
マダガスカル | 査証申請時6ヶ月以上 |
南アフリカ共和国 | 現地出国後30日以上 |
モロッコ | 入国時3ヶ月以上 |
◆オセアニア
ニュージーランド | 入国時3ヶ月+滞在日数以上 |
オーストラリア | 帰国時まで有効なもの |
◆ヨーロッパ
イギリス | 帰国時まで有効なもの |
イタリア | シェンゲン協定加盟国出国時90日以上 |
オーストリア | シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上 |
オランダ | シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上 |
ギリシャ | シェンゲン協定加盟国入国時3ヶ月+滞在日数以上 |
スイス | シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上 |
スウェーデン | シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上 |
スペイン | シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上 |
ドイツ | シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上 |
ノルウェー | シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上 |
フランス | シェンゲン協定加盟国出国時3ヶ月以上 |
ロシア | 現地出国時6ヶ月以上 |
※シェンゲン協定加盟国では、
過去180日以内の滞在日数は全てまとめてカウントされ、
合計90日間の滞在までならビザが免除されます。
過去180日以内の滞在日数は全てまとめてカウントされ、
合計90日間の滞在までならビザが免除されます。
◆アメリカ・カナダ・中南米
アメリカ(ハワイ含む) | 帰国時まで有効なもの(入国時90日以上が望ましい) |
アルゼンチン | 帰国時まで有効なもの |
カナダ | 現地出国予定日+1日以上 |
グアム | 帰国時まで有効なもの(入国時45日以上が望ましい) |
ブラジル | 査証申請時6ヶ月以上 |
こちらに記載した情報は2016年11月現在のものです。
ビザの有無など最新の情報はANAの公式HPをご参照ください。
>>>こちら
ビザが必要な国
そもそもパスポートとビザって何が違うのでしょうか?
簡単に言うと、
パスポートは海外で必要になる「身分証明証」で、
ビザは「入国する資格を与えられた者に交付されるもの」という
違いがあります。
普通は、ビザがないと海外に入国できないのですが、
日本はほとんどの国でビザなしで入国できます。
これは、日本が世界で信頼されているから実現できたことでしょう。
なので、パスポートのみでほぼほぼ大丈夫なのですが、
一部ビザを必要とする国がありますので、
念のためANAの公式HPで確認しておいてください。
>>>こちら
また、注意してもらいたいのが、
アメリカ・カナダ・オーストラリアに旅行する場合、
ビザは不要なのですが、 電子渡航認証というものが必要になります。
これは、入国規制を強化した
アメリカ・カナダ・オーストラリアが
それぞれ独自のシステムを導入したもので、
たとえ観光であったとしても
事前にオンラインで申請をする必要があります。
>>>米国へ渡航される方へ(外務省)
>>>カナダへ渡航される方へ(外務省)
>>>Electronic Travel Authority (ETA)について(在日オーストラリア大使館)
まとめ
国ごとに必要なパスポートの残存期間は違いますが、
6ヶ月以上あればどの国の条件も満たしています。
なので、とりあえず6ヶ月あるかということを確認するのがてっとり早いでしょう。
パスポートは有効期限1年を切ったら切替申請をすることができます。
パスポートは、古くなったものを返納して新規に作成します。
そのため、申請のために役所へ行ってから
できあがるまで6営業日から8営業日かかります。
旅行前だとばたばたするので、
余裕を持って申請しておきましょう。
というわけで私も早速パスポートの切替申請に行ってきます( ̄^ ̄)ゞ
社員旅行のように人が多いと、
ひとりくらい残存期間がない!って人が出てきそうなので、
周りにも教えてあげようと思います(笑)