海外旅行で、命の次に大切なものと言っても過言ではない
それが パスポートです!
しかし、いかに気をつけていたとしても
盗難や災害などの予期せぬ不測の事態で
そのパスポートが無くなってしまうことがあります。
はっきり言って、結構あります(´・ω・`)
そんな時、実際どんな対応をする必要があるのでしょうか?
いざというときのための対処法として、
今回分かりやすくまとめてみました!
もくじ
パスポートを紛失た時にまず最初に絶対に必要なこと!
まず最初にしなければいけないこと!
それは冷静になることです。
確かにパスポートを紛失してしまうと、
その後の旅行の計画もほとんどキャンセルになりますし、
同伴している友達や家族などにも
迷惑をかけてしまうかもしれません。
一緒に金品を盗まれたりしていることもあるでしょうし
本当にちゃんと家に帰れるのかなどと、
馴染みのない異国で
不安な気持ちになるのは当然のことです。
しかし、そこで動揺したり、
過度に恐怖したりしすぎてしまうと
思考がどんどん鈍ってしまい、
むしろ問題を悪化させるばかりです。
パスポートの有無は、
実際のところ単に事務的な問題でしかありません。
紛失してしまったとしても、必ずなんとかなります。
トラブルのときこそ、
まずは落ち着いて正しい知識で対応していきましょう。
そのために、まずこのブログのことでも思い出してみて下さい(笑)
パスポートが盗難や紛失された時の手続きを簡単に解説!
とは言え、パスポートはもちろんとても大切なものです。
海外において、重要な身分証明書であり
盗難や紛失を遥かに超えるような緊急事態などには
パスポートがなければ
大変な問題になってしまうことがあります(´・ω・`)
もちろん、そのままでは帰国することも出来ません。
では、実際にパスポートが盗難や紛失にあった場合
どのような手続きをすればいいか簡単にまとめてみました。
1,地元警察に届ける
パスポートの再発行や、渡航書を発行する場合に
必ず地元警察のパスポート紛失を立証する
書類(ポリスレポート)が必要になります。
逆に、これがない状態で日本大使館に行っても
基本的に再発行などの処理を進めることは出来ず
二度手間になってしまうので注意です(´・ω・`)
まずは地元警察で盗難や紛失等の事情を伝え
ポリスレポートを作成してもらいましょう。
また、盗難の場合、海外旅行の保険を申請する場合に
盗難を証明する書類が必要になる場合がありますので
コピーなどでも持ち帰れるようにしておきたいところです。
2,日本大使館に行く
ポリスレポートを手に入れたら、
すぐに 現地日本大使館で届け出をします。
パスポートを紛失した場合には、義務として必ず
「紛失一般旅券等届出書」を提出しなければいけません。
これは大使館の窓口にありますので、大使館で入手して下さい。
また、この手続は代理人では出来ませんので
必ず本人が大使館の窓口に行く必要があります。
3,パスポート再発行or渡航書を発行する
紛失の届けを提出しましたら、
そのままパスポートの再発行
または渡航書を発行する手続きを行います。
渡航書というのは、
言わばパスポートの代用品のようなものですね。
パスポートの発行は時間もお金もかかるので
渡航書で済ませる方も多いみたいです。
帰国するだけの目的なら、
パスポートを再発行せずとも
渡航書の発行だけで可能なんです★
渡航書をまとめるとこんなかんじ。
メリット
・必要な書類などがパスポートよりやや簡素
・安い
・比較的すぐに発行が可能
デメリット
・帰国する目的だけにしか使用できない
・期限が発行後1週間から10日程度しか無い
特に、デメリットの方に注意が必要で
1週間から10日程度しか有効でないので
帰国日とすり合わせる必要があります。
早く発行しすぎてしまうと、いざ帰国する時に
使えなくなってしまう、ということが起こり得るわけですね。
また、その国から日本への帰国でしか使えません。
なので、経由地がある場合には使えないんです。
帰国のルートに別の国の経由がある場合には
自動的にパスポートの再発行しか選択肢がない、
ということになります。
パスポートの再発行などで具体的に必要なものまとめ
パスポートの再発行の場合は、
日本でパスポートを作ったときと基本同じ手続きとなります。
この場合よくある難題として
・戸籍謄本など必要書類が用意できるかどうか?
・現地通貨の現金での支払いになる
ということがあります(´・ω・`)
具体的にまとめてみました。
■パスポートの再発行に必要なもの
・一般旅券発給申請書(大使館で調達)
・戸籍謄本または戸籍抄本
・証明写真1枚(縦45mm × 横35mm)
・発行費用 10年16,000円 5年11,000円(現地通貨現金払いのみ)
・発行まで概ね3日~10日程度
■渡航書の発行に必要なもの
・渡航書発給申請書(大使館で調達)
・戸籍謄本または戸籍抄本(運転免許など国籍を証明できるもので代用可能)
・証明写真1枚(まれに2枚必要な場合もある)
・帰国の日程などが確認できる書類(航空チケットやwebの日程表のコピーなど)
・発行費用(国ごとの設定による 例:平成28年現在、米国21ドル、仏18ユーロ)
・概ね即日に発行可能
パスポートの再発行の場合、最大の壁は
・戸籍謄本または戸籍抄本
これに尽きます。
日本の知り合いに連絡して、
郵送またはFAXで入手することになりますが、
そもそも自分以外が戸籍謄本を手に入れる場合には
委託書も必要ですから、さらに面倒です。
現地の通貨で現金払いというところにも注意が必要で、
パスポートの紛失は盗難とセットになっている場合が多いので
この点がネックになる場合もあるかもしれません。
そして、発行までの期間がそれなりにかかるので
すぐに帰国する必要がある場合には、
渡航書で帰国したあとにパスポートの再発行を
したほうが良いかもしれませんね。
渡航書の方は、
戸籍謄本が必要ないところが最大のメリットです。
免許証や国民健康保険証、
本籍の記載のある住民票などの日本国籍が
証明できる書類でも代用が可能です。
それと別に、帰
国の日程を証明できるものも必要なので
これは航空チケットや航空会社のHPで日程表の
コピーを手に入れて提出しましょう。
まとめ
転ばぬ先の杖ということわざがあります。
これは、万が一に備えて十分な準備をしておくことのたとえですよね。
旅行にいく前に念のための準備として
持っておいていったほうがいいものをまとめてみました。
■必要なものチェックリスト4項目
・戸籍謄本または戸籍抄本(原本またはコピー)
・運転免許など国籍を証明できるもの(原本またはコピー)
・証明写真2枚(縦45mm × 横35mm)
・帰国の日程などが確認できる書類(航空チケットやwebの日程表のコピーなど)
※パスポートでも渡航書でもどちらでも対応可能!
パスポート番号は
手続きの際にわかると圧倒的にスムーズになるので、
・最低限番号の控え、
・できれば写真のページのコピー
これがあると便利です。
可能なら、自分の連絡先や、
想定される緊急時の会話文章なども
一緒に記載しておくと便利でしょうね。
例:「I had my passport stolen!」
日本のパスポートは世界最高水準であるとよく言われます。
自分が海外に行った時の印象として、
日本のパスポートは明らかに「優遇」されているな
ということをたびたび感じます。
パスポートを提示するのは主に空港になりますが
日本人だから優先的に対応してくれたりしたケースや
サービスを良くしてくれていることは少なくありません。
パスポートを盗難や紛失してしまったときにも
日本人だからと現地で良い対応をしていただいた
という話も実際によく聞く話だったりします。
これは、間違いなく過去に私達の先輩たちが
積み重ねてくれた「信頼」によるものでしょう。
こういった積み重ねも、いざという時の
大きな助けになってくれています。
本当にありがたいなと感じちゃいますね…。
この信頼を、また次の世代にまで引き渡せるよう
そして緊急時にもなるべくあわてないようにして
我々もこのパスポートに恥ずかしくない振る舞いを
していきたいところですね!